葡萄を通して「幸」を創造する


日本井川ブドウ協会

活動報告report

日本井川ブドウ協会秋田支部・夏季巡視会
(於 秋田県・横手市大沢、羽根山、回立、皿木地内 令和6年8月9日)


令和6年8月9日、秋田支部夏期巡視会が行われました。


鈴木氏、高橋氏、伊藤(貴)氏、伊藤(靖)氏、中村毅氏、中村章氏の園地を視察しました。


秋田は2年続きの豪雨と猛暑で、例年より1週間くらい生育が進んでいます。


どの園地も気象条件を見据えて栽培管理されており、さすが日本井川ぶどう協会会員の園地だと思えるほど頑張っておられます。

伊東靖士氏の「マイハート」


中村 毅氏の「伊豆錦」

中村 章氏の「クイーンセブン」

日本井川ブドウ協会西日本支部・夏季研修

(於 大分県・豊後高崎・天ヶ瀬・日田 令和6年7月16〜17日)


 令和6年7月16日、17日、日本井川ブドウ協会の夏季研修が大分県にて行われました。大変暑い両日でしたが東日本から副理事長の関氏も迎え、たくさんの会員の皆さんの参加がありました。
 最初の視察地は豊後高崎の和泉農園でした。干拓地ならではの砂地での葡萄栽培で、苦労した事や克服までの過程を説明して頂きました。


 就農から20数年で栽培面積も1町8反に及び、現在では香港などの海外へも出荷先を開拓した結果、順調な売り上げを確保しておられました。

 2か所目の視察地は(株)樹の住本園です。建てたばかりの5反ものハウスを見せて頂きました。換気や灌水はすべてセンサーで自動で行われるという、三角屋根の素晴らしい近未来を思わせる立派なハウスでした。


 徹底した土壌診断をもとに施肥設計をしておられ、西南暖地では難しくなってきたピオーネもご覧のとおり見事な著色で、収穫を待つばかりです。

 2日目は、相良園からスタートです。相良園は1反のハウスと8反の雨除けトンネルで構成されており、今回は雨除けトンネルのシャインをメインに視察させて頂きました。

 シャインマスカットの栽培では珍しい自然型の樹形でした。摘粒方法や摘房方法では独自の効率的なやり方で行なっており、とても参考になるものでした。

 場所を日田に移した最初の園は松岡果樹園。シャインマスカットを中心に何種類かの葡萄を栽培しておられます。ここ数年ダニ被害が続いているそうです。最近は温暖化に伴い、これまで発生のなかった園でもダニ被害が続出するようになりました。

 松岡さんはダニの生態を詳しく研究し、ダニ被害を無くすためのいくつかの方法を採っておられました。それにしても立派な収穫前のシャインマスカットです。

 最後は同じく日田の「くり坊のぶどう」こと栗山さんの園です。栗山園は約1町のトンネル主体で、きちんと管理の行き届いた美しい園でした。

 熱心に栽培方法を研究される栗山さんの話には会員の皆さんも引き込まれます。近年は全国的にシャインマスカットの未開花症が問題になっています。栗山園でも頻発しているらしく苦労されています。

 ブドウ協会でもベテラン会員の栗山さんは栽培品種も多く、様々な品種にチャレンジされていて皆さん聞き入っていました。袋掛け前のシャインマスカットの仕上げ摘粒に大変参考になる房がたくさんありました。
 以上熱く盛り上がった夏の九州の研修でした。皆さん頑張って販売も頑張りましょうね。台風なんて来なくていいですからね(笑)


日本井川ブドウ協会・春季研修
(於 熊本県・石井フルーツ 令和6年4月21日)


4月21日、熊本県の石井果樹園にて、春期研修会が開催されました。悪天候にもかかわらず50名近くの会員が参加しました。


 「シャインマスカット」や話題の「富士の輝き」その他様々なブドウの栽培方法について熱心な討議が続きました。

 その後のミーテイングでは土壌の構造や化学性について詳しい講義を頂きました。また生産資材の紹介や農薬や肥料価格の現状について詳しい説明を受けました。大変有意義で中身の濃い数時間となりました。

日本井川ブドウ協会・第46回定期総会
(於 静岡県伊豆長岡温泉 令和6年2月20・22日)


 伊豆長岡温泉の、「かめや恵安」にて第46回日本井川ブドウ協会定期総会が開催されました。夘野木新理事長のもと初めての総会で、全国各地から沢山の会員が集いました。
 総会後、記念講演として会員の熊谷政男氏より土壌改良と土作りについて、画像も交えながらご講義頂きました。
 その後の懇親会ではブドウ談義に深夜まで花が咲きました。二日目は各メーカーより生産資材の説明、各県現地報告会、有吉顧問による鞍接ぎ実演と、とても有意義な総会となりました。

 
西日本支部・総会
令和5年度総会が行われました。(於 福岡県遠賀郡 令和5年12月11・12日)



 令和5年12月11〜12日にかけて遠賀郡は『杜の七種』にて、第46回総会が開催されました。総会は滞りなく執り行われました。併せて、夏に行われた品評会の表彰式も行われました。


 総会終了後に行われる講演会、今回は近畿大学付属農場 佐藤 明彦教授より、シャインマスカットの育種の背景や後世代の品種の展望についてご講義頂きました。興味深いお話でした。ありがとうございました。

 夜は大宴会です。旧知の仲のように話が弾みます。結局3次会くらいまでありましたっけ。全部同じ会場の違う部屋でした。葡萄栽培はそれほど奥の深〜い世界なのです。
 

西日本支部・青年部 鹿児島編
令和5年度青年部研修が行われました。(於 鹿児島県 令和5年11月30日〜12月1日)


 令和5年青年部の研修が行われました。本土最南端の鹿児島県大隅半島の肝属郡『クラシックブドウ浜田農園』にて花瀬ワイナリーの取り組みと台風のによる被災した圃場の復旧をお手伝いしました。台風による土砂崩れで1反ほどのハウスが倒壊、流されており、その復旧を微力ながら若い力でお手伝いしました。(写真は倒壊のハウスではありません)

2023年秋にオープンしたばかりの「花瀬ワイナリー」にてワイン作りの醍醐味やご苦労されたことなどを拝聴しました。ブドウ協会でもワイン作りに挑戦し始めた会員は相当数おられ、みんな興味津々。日本最南端でワインを造りたいオーナー様の汗と情熱の結晶です。

 夜はやっぱりトーキング。ブドウの話から今後の人生の展望まで延々と語りつくされます。鹿児島最南端のこの場所で、ここだけは熱く明るく輝いているのでした。

西日本支部
令和5年度品評会が行われました。(於 福岡市西区 令和5年8月22日


 令和5年8月22日、福岡市は西区今宿において、西日本支部令和5年度品評会
が行われました。


38の出品がありました。現在話題の中心はシャインマスカットに加え、ブラックシャインマスカットこと「富士の輝き」です。随分と出品が増えてきました。

 またピオーネ、伊豆錦をはじめ「雄宝」「スカーレット」など今を時めく品種がずらりと並びました。どれを食べても甲乙つけがたい出来と味でした。
また皆さんの栽培方法のポイントなどを公表し合い貴重な情報交換の場となりました。

西日本支部
春季研修が行われました。(於 福岡県大牟田市 令和5年4月30日)

 西日本支部では、福岡県大牟田市の内野ぶどう園を舞台に、恒例の春季研修が行われました。コロナも沈静化し九州・山口各地から52名の参加となりました。生産資材の業者様も同行され熱心に討議されました。

 今回の研修の主なテーマは、開花前の果房伸長の効果や時期、品種による違いなどで、加温ハウスにて内野さんの研究の成果をもとに協議されました。毎年新しいことにチャレンジされている氏の話に皆さん熱心です。
 今年から始めた藁のマルチ。ハウス内の吸湿効果もあるようで、今後の効能の発見が期待されます。園内の様々な工夫に刺激とパワーを頂けた午後でした。


西日本支部・青年部
青年部冬季研修が行われました。(於 熊本県 令和5年1月25日)


 令和5年が始まりました。正月気分も抜けてきた1月25日、西日本支部で青年部の冬季研修が開催されました。はじめに、夘野木支部長の園地を訪ね、ベテランの冬季の樹の管理を学びました。

剪定技術の勉強は品種によって特徴も違うので皆さん熱心です。なにせ1月、まだ間に合いますからね〜。

 次の会場は、新進気鋭の観光農園「吉次園」を見学しました。
園主の前田さんより園の概要を説明頂いた後、葡萄の冬季管理の研修をしました。早期加温の作型に関し、熱心な質疑応答がなされました。

 その後、昨年冬オープンしたばかりのプリンのテイクアウト専門店で「熊本プリン」を堪能させて頂きました。予定されていた研修を終え九州一円から集まった青年部のメンバーはお宿へ。夕食を共にしながら未来の農業について夜がふけるまで語り合うのでした。

西日本支部
 
第45回総会が行われました(於福岡県・遠賀郡 令和4年12月7日)


 2022年度の総会は福岡県は遠賀郡の「ぶどうの樹」でおこなわれました。22年度の報告、また23年度の事業計画、予算等が協議されました。

 総会や生産メーカーの商品説明等の後、今回は岡山を代表する生産農家、野上庄吾様より「我が葡萄人生」と題して講演会が開催されました。業界を牽引されている氏の講演に一同真剣に耳を傾けていました。また質疑応答では会員の皆さんをはじめ生産メーカーの方々からも続々と質問が続き貴重な時間となりました。

 質疑応答でも足りない日頃からの疑問点などは、情報交換会?で話し合います。話が尽きることはなく、夜さえ明けなければ永遠に続くかのようです。葡萄栽培はそれほど奥の深い悩み多きお仕事です。

井川ブドウ協会
第45回総会が行われました(於長野市 令和4年11月16日) 


 今年度の井川ブドウ協会の総会はコロナ禍の為、広範囲に在住の役員の皆さんが一同に集まる通常の「役員会」を開けず、「オンライン役員会」にて幾度となく話し合われ開催されました。
 総会では、井川ブドウ協会の会員数も増え、また会員が日本の広範囲にわたって広がりを見せていることから協会の名称を、井川ブドウ協会から「日本井川ブドウ協会」に改称すること、また協会の役員改選において、理事長を夘野木 功氏とすることなどが満場一致で可決されました。
総会終了後は、この業界では有名な栽培法「新短梢剪定」を提唱されている 小川 考郎先生より講演を頂きました。
 短梢剪定、長梢剪定のメリット、デメリットを植物生理学も含めて多面的に分かりやすく説明して頂きました。

 総会にともない、現地視察も行われました。NHKの「さらめし」にも出られた関さんの園を視察。小川先生から丁寧かつ説得ある説明に皆さん真剣に聞き入ってる様子です。

井川ブドウ協会 西日本支部
2022年8月23日 令和4年度品評会が行われました。(於 JA福岡市今宿支店)


 今年は、コロナ禍でもあり、例年と比べ出品者が減少傾向にありましたが、それでも各地の精鋭たちが自慢の葡萄を多数出品しました。


 定番の葡萄から、今話題の品種まで様々な葡萄が出品され「糖度」「房形」「食味」の観点から採点されました。


 結果、シャインマスカットの部では山口県の「石川果樹園」が。その他の葡萄の部では福岡の「吉積ぶどう園」のクインニーナがそれぞれ金賞を受賞しました。おめでとうございました。

井川ブドウ協会 西日本支部
2022年7月12〜13日 夏季研修会が開かれました。


 令和4年7月12~13日にかけて宮崎県の小林市を皮切りにして西日本支部の夏季研修会が開かれました。約30名の参加がありました。
 鹿児島・宮崎の協会員の皆様の6件の園を視察研修させて頂きました。様々な労働条件や経営の形態から色々な作業のやり方が産まれ、それぞれ切磋琢磨しておられました。

 今年は梅雨明けが異様に早く、時折り見られた猛暑から硬核期に入った葡萄に「縮果症」が見られ皆さん苦労されたようです。

 それでも、知恵を働かせこの異常気象に立ち向かいやっとここまでたどり着きました。

 植調剤の種類や濃度、またまた施用時期については大変悩ましく、摘芯の時期とともに
活発な意見交換がされました。

 またどこの園も土作りには尽力されている様子。鹿児島・宮崎は火山が多いので黒ボク土が多くそれに、適応した土作りが求められているようです。

 どの園も収穫まであとわずか。直売所の準備も着々進んでいます。さあ今年も私たちの努力が実を結び良い年となりますように。大変有意義な研修でした。鹿児島・宮崎の協会員の皆様ありがとうございました。

井川ブドウ協会 東信支部
2022年4月19日 春期研修会が開かれました


 令和4年4月19日、東信支部では「昭信自動車」にて営業の方も交えて工場の内見学及び・スピードスプレイヤーの新車の試乗をさせて頂きました。


その後、中野市の阿部理事長のシャインマスカット園を視察。1ヶ月後に収穫とのこと。
ハウス内に導入の二酸化炭素感知器による二酸化炭素濃度について熱心な協議がなされました。

井川ブドウ協会 西日本支部
2022年4月17日 春期研修会が開かれました


 令和4年4月17日西日本支部の春期研修会が福岡市の「吉積園」にて開催されました。38名の参加でした。住友化学の担当者も来られ、活発な意見交換がなされました。

 摘心の位置や、ジベレリンやフルメット等の植物ホルモンの性質や、施肥時期に関しては皆さんの実践の中で日々悩むところ。有意義な研修となりました。

井川ブドウ協会 西日本支部
2021年12月7日 第44回総会が開かれました。

 令和3年12月7日 第44回総会が開催されました。49名の参加でした。
総会は満場一致で無事承認されました。

 総会の終了後は生産資材説明会の他、アグリビジネスパートナーの高津佐 和弘氏
の講演が行われました。「儲かる農業」についてわかりやすく指導して頂きました。



日本井川ブドウ協会
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